メモリとはパソコンのデータやプログラムを一時的に保存しパソコンの動作を快適にするための装置です。メモリの容量が大きければ1度に複数のソフトを動かしたり多くのメモリを必要とする動画編集などが安定して操作できます。
パソコンのメモリと総称されるものについてはRandom Access Memory(ランダム アクセス メモリー)のことを指します。またはRAM(ラム)とも言います。
あの~。先輩。
ちょっと言っている意味がよくわかりません。。。
OK!
じゃぁ、イラストなんかを入れてもう少しわかりやすく説明するよ!
メモリは机に例えるとわかりやすい
まずはメモリやハードディスク、CPUの関係図を見てみよう。
メモリが机とすると、机で作業を行う人がCPU。ハードディスクが物置や棚です。
- CPU:作業者
- メモリ:机
- ハードディスク:物置、棚
メモリの役割は何か作業をする時に棚から持って来た道具を並べていつでも使えるようしておく役割をもっています。
たしかに何か作業をする度に棚に道具を取りに行くよりも必要なものを机に並べて作業をしたほうがすごく効率的ですね!
そう。
CPUとハードディスクで直接データのやり取りをすると時間が掛かってしまう。それを高速化するためにメモリが必要なんだよ。
:あとメモリの容量の大小で作業効率がかわるんだ。
メモリ容量がたくさんある場合
メモリ容量が沢山あるということは机が大きいということです。机が大きいということは沢山の道具を並べて1度に複数の作業を行ったり来たり出来ます。
使うソフトによってはメモリの使用量が大きく異なるのでメモリ量によってはうまく動作しないソフトも出てきます。
メモリ容量が少ない場合
逆にメモリ容量が少ない場合は机が小さいためメモリを使えるソフトに限りが出てきます。複数のソフトを使いたい場合、机のスペースが空く順番待ち状態になりパソコンの動作は極めて遅くなります。
パソコンを快適に使うにはメモリの容量がすごく重要なんですね!
メモリ容量の単位
メモリの単位はハードディスクと同じbyte(バイト)で表します。
1,024byte(バイト) = 1KB(キロバイト) |
1,024KB(キロバイト) = 1MB(メガバイト) |
1,024MB(メガバイト) = 1GB(ギガバイト) |
1,024GB(ギガバイト) = 1TB(テラバイト) |
現在主流なメモリの単位はGB(ギガバイト)がほとんどとなります。
メモリ容量の目安
もちろん必要なメモリの容量は沢山あった方がいいのですが、大容量のメモリはそれなりに高価なものになります。
メモリ容量を選ぶ基準としてはパソコンで何をするかによって選ぶのがいいでしょう。現在の主流としては4GB(ギガバイト)~32GB(ギガバイト)が選択肢に入ります。
主に家庭用 | |
4GB | メールソフト、インターネットなど1度に起動するソフトが1個や2個まで |
ハイスペック家庭用及びビジネス向け | |
8GB | メールソフト、インターネットに加え1度に起動するソフトが複数個。エクセルなどoffice系ソフトが快適に使用可能。画像編集や動画編集も可能だが軽い処理のものに限る。 |
ハイビジネス向け | |
16GB | メールソフト、インターネットはもちろん1度に複数ソフトのオペレーションが可能。画像編集や動画編集がそれなりに出来る。 |
プロフェッショナル | |
24GB以上 | 処理の重い画像編集や動画編集など専門的な作業をする場合は24GB以上を推奨。 |
10年程前(2017年現在)はメモリ容量256MB(メガバイト)や512MB(メガバイト)が主流でしたがモニターの高解像度化やソフトに求められる性能が高くなったことにより必要なメモリ容量はコンピューターの進化によってどんどん大きくなっています。
パソコンでメモリ容量を確認する
※操作画面はWindows10です。
- 画面左下のWindowsのロゴを右クリック
- メニューが表示されるのでシステムをクリック
赤枠部分に実装メモリ(RAM)という項目にパソコンに搭載されているメモリ容量が記載れています。
確認したパソコンのメモリ容量が32GBということがわかります。